• 2025年6月28日

正しい日焼け止めの選び方

こんにちは。いけざわ神戸元町クリニック美容皮膚科 池澤久実です。

梅雨が明け、日差しの強い日々が続いております。夏の紫外線量は冬の4~5倍に達することもあります。今回は日焼け止めの選び方についてお話しいたします。

紫外線は肌老化の最大要因のひとつ。しみ・しわ・たるみの原因となるだけでなく、皮膚がんのリスクも高めます。日々のスキンケアにおいて、正しい日焼け止め選びは欠かせません。

有害な紫外線として、UVAとUVBがあります。

🌞 UVA(紫外線A波)

・波長が長い(320〜400nm)

・肌の奥(真皮)にまで届く

・肌の老化の原因に(しわ・たるみ・くすみ)

・年間・一日を通して量が安定(曇りの日でも届く)

・ガラスを通り抜ける(屋内でも注意)

🌞 UVB(紫外線B波)

・波長が短い(280〜320nm)

・表皮に影響する

・日焼けの主な原因(赤くなる・ヒリヒリ)

・DNAを傷つける → 皮膚がんのリスクも

・夏・昼間に多くなる(季節や時間帯で変動)

日焼け止めの注目すべき表示は「SPF」と「PA」です。

SPFは主にUVB(赤くなってヒリヒリする日焼け)を防ぐ指標で、日常生活ではSPF30程度、海やBBQなどのアウトドアではSPF50を目安に選びましょう。室内で過ごしていてもガラス越しに紫外線が入りますので外出しなくても日焼け止めを塗る必要があります。

一方、PAはUVA(肌の奥まで届き、老化を促進)の防御力を示すもの。+の数が多いほど効果が高く、日常使いでもPA+++以上を選ぶのが理想的です。

次に、肌質に合ったタイプを選ぶことも重要です。敏感肌の方は、紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)やアルコールフリーの処方を選びましょう。乾燥肌なら保湿成分配合、脂性肌なら軽いジェルタイプがおすすめです。化粧下地としても使う場合は、トーンアップや色補正効果のあるものも便利です。

また、日焼け止めは朝一度塗っただけでは不十分。汗や摩擦で落ちるため、2〜3時間ごとの塗り直しが基本です。スポーツの際などスプレータイプやパウダータイプを併用すると、メイクの上からでも手軽にケアできます。

当院ではお肌質やシーンに合わせた日焼け止めの選択やご提案を行っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

いけざわ神戸元町クリニック美容皮膚科では、肌診断機での肌分析を行い、お一人毎のお悩みに合わせて丁寧な診察やカウンセリングを行い、最適な治療をご提案いたします。

肌診断機の分析結果はお持ち帰りいただく事も出来ますので、自身の肌状態を正確に知ることが出来ます。お気軽にご相談くださいませ。

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