脳神経内科（頭痛・パーキンソン病等）

脳神経内科で診療する主な疾患例

脳神経内科は脳や神経が関係する部位、つまり全身を見ていく診療科ですので、上記のような疾患について、様々な角度からみていくことができます。
診断の結果、骨や関節に関わる病気が原因と考えられる場合は整形外科を、手術による治療が必要と判断した場合は脳神経外科を、精神的な疾患が原因と考えられる場合は精神科をご紹介いたします。

頭痛

頭痛には非常に様々なパターンがあり、患者様によって痛みの度合いや症状の現れ方もそれぞれです。
明らかな脳の病気を持たない一次性頭痛（機能性頭痛）と、脳腫瘍やくも膜下出血など疾患が原因となって起こる二次性頭痛（症候性頭痛）があります。
これまでに感じたことのない初めての頭痛の場合は命に関わる疾患が背後にある可能性がありますのですぐに大きな病院や専門医を受診しましょう。
頭痛はその見極めが重要で、適切な治療を行っていくことが肝心です。
問診、神経学的検査、血液検査や画像診断を行い、頭痛の原因や診断を行います。

命に関わるようなものでない一次性頭痛の場合も、頭痛は日常生活や仕事、学校などの社会生活に支障をきたします。
頭痛の頻度や程度を和らげる薬物治療を行い、改善を目指します。
緊急性の高い高度医療が必要な二次性頭痛と判断した場合は高度医療機関をご紹介いたします。
頭痛でお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。

脳卒中

脳の血管が詰まったり（脳梗塞）、破れたり（脳出血、くも膜下出血）して脳の機能に障害を引き起こす病気の総称です。
急に力が入らなくなったり、しびれたり、うまく話せなくなったりといった症状があらわれ、原因は脳梗塞が7割を占めています。
発症後すぐの急性期治療は大きな病院で行われます。

当クリニックでは、脳卒中慢性期の管理を行っています。
高血圧や高脂血症、糖尿病、心房細動や喫煙習慣といった危険因子の管理を行い、脳卒中の発症予防に努めます。

パーキンソン病

パーキンソン病は、「ドーパミン」という神経伝達物質を作っている神経細胞の数が減ってしまうことで手が震えたり、動きがゆっくりになる、前かがみの姿勢、表情が乏しい、歩行が小刻みになる、頑固な便秘などの症状が現れる疾患です。
脳内で不足しているドーパミンの働きを補う治療を行うことで、症状緩和が期待できます。
繊細な薬剤調整が必要なため、脳神経内科専門医による診察や治療が重要です。薬剤調整により、生活の質の改善を目指します。
初診の患者様でパーキンソン病や類似する病気の可能性がある場合、より詳細な精密検査による鑑別が必要なため、市中病院や大学病院をご紹介することがあります。

めまい

めまいには、天井がグルグルと回るような回転性のめまいと、ふわふわする動揺性のめまい、立位時に目の前が真っ暗になるような立ちくらみ、頭の向きを変えたときに一瞬グルっと回るようなめまいなど、その種類はいろいろあります。多くは耳の病気や自律神経などが原因となる事が多いですが、脳幹や小脳など命に危険を及ぼすめまいの可能性もあるためその見極めがとても重要です。
めまいの症状でお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。